Q.
投資判断における「お金の時間価値(割引の考え方)」の説明として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。お金の時間価値とは、同じ金額でも、将来受け取るお金は現在受け取るお金より価値が低いという考え方です。理由は、手元のお金は運用して増やせる一方、将来のお金は受け取るまで運用できず不確実性もあるためです。だから将来のキャッシュフローは割引率で現在価値(PV)に割り引いて評価します。
ポイント
時間価値の核心は「将来のお金は割り引く」ことです。現在価値=将来額÷(1+割引率)の期数乗、で計算します。複数年にまたがる投資を比べるときは、受け取る時期の違いを現在価値にそろえて評価する、という発想を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
複数年にわたる投資案を比べるときは、各年のキャッシュフローを現在価値に割り引いてから合計してみましょう。割り引かずに単純合計すると、遠い将来の収入を過大評価してしまいます。割引率を一つ決めて、将来額を現在価値にそろえる計算に慣れておくと判断が安定します。
解説詳細
なぜCが正解か
お金の時間価値とは、同じ金額でも受け取る時期によって価値が変わり、将来のお金は現在のお金より価値が低いという考え方です。現在手元にある資金は運用して増やせますし、将来のお金には受け取れない不確実性も伴います。そこで、将来のキャッシュフローは割引率を使って現在価値(PV=将来額÷(1+r)^n)に割り引いて評価します。Cはこの考え方を正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは「将来のお金のほうが価値が高い」としており、時間価値の向きが逆です。Bの「時期が違っても価値は同じ」は、時間価値の存在そのものを否定しており誤りです。Dの「物価だけで決まり時期と無関係」は、割引の本質である運用機会や不確実性を無視しており、時間価値の説明になっていません。いずれも「将来のお金は現在価値に割り引く」という原則を捉えていません。