マーケティング
ブランド戦略・価値訴求問題集
Q.
「ブランド・エクイティ(ブランド資産)」を最も適切に説明したものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。ブランド・エクイティとは、ブランドが持つ認知・連想・知覚品質・顧客のロイヤルティなどが積み重なって生み出す付加的な価値を指します。同じ中身の商品でも、ブランドが強いほど選ばれやすく、価格プレミアムも受け入れられやすくなります。これは広告費の総額や有形資産そのものとは異なる概念です。
ポイント
核心は「認知・連想・知覚品質・ロイヤルティが積み上がって生む付加価値」がブランド・エクイティだという点です。それは支出額ではなく、顧客の頭の中に蓄積された資産の効き目で測られます。投下費用と資産価値を取り違えるのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
「自社のブランドがなくなったら、同じ商品でも顧客は今の価格で選んでくれるか」を考えてみましょう。選ばれにくくなる分が、ブランドが生んでいる価値です。認知・好意・信頼を高める施策を、資産を育てる投資として位置づけると効果的です。
解説詳細
エクイティは「顧客の中に積み上がった資産」
ブランド・エクイティは、認知度・好意的な連想・品質への信頼・顧客の継続利用といった要素が蓄積し、価格や選好に有利に働く付加的な価値です。Cはこの定義に一致するため正解です。エクイティが高いほど、同等の商品でも選ばれやすく、価格競争にも巻き込まれにくくなります。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの商標登録手数料の累計は、ブランドが生む価値の大きさとは無関係な事務コストです。Bの広告費総額は、エクイティを育てる手段の一つではあっても、投じた額がそのまま資産価値になるわけではありません。Dの土地や設備の評価額は有形資産であり、顧客の頭の中に蓄積される無形のブランド資産とは別物です。エクイティはあくまで顧客の認識に根ざした付加価値です。