マーケティング
ブランド戦略・価値訴求問題集
Q.
価値訴求で「自社の言いたいこと」より「顧客の解決したい課題」を起点にすべき理由として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。顧客は「自分の課題がどう解決されるか」という便益に反応します。自社が言いたい機能や特徴を一方的に並べるだけでは、顧客は自分ごととして受け取りにくくなります。だからこそ、訴求は顧客の課題を起点にして、その解決という便益に翻訳して伝えることが効果的です。
ポイント
核心は「顧客は自分の課題解決という便益に反応するため、訴求は顧客起点で組む」という点です。機能の列挙は自社起点であり、便益への翻訳が抜けると刺さりません。自社の言いたさを優先するのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
訴求文を作ったら、主語が「自社(当社は)」になっていないかを確認してみましょう。主語が顧客や顧客の課題から始まっていると、自分ごと化されやすくなります。「あなたの◯◯を解決します」という形に直すだけでも、伝わり方が変わります。
解説詳細
顧客は「自分ごと」にしか反応しない
人は、自分の課題が解決される便益に最も強く反応します。自社が伝えたい機能や仕様をいくら並べても、それが自分にどう良いのかが分からなければ、顧客は関心を持ちません。Bはこの「便益への反応」という購買心理を踏まえているため正解です。顧客の課題を起点にし、解決という便益に翻訳することで、訴求は初めて刺さります。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「制作費を必ず削減できる」は、顧客起点で語ることの理由とは無関係で、コストの話に矮小化しています。Cの「自社目線は法律で禁止されている」は事実に反します。Dの「競合がその課題を扱えなくなる」も誤りで、課題を起点にしても競合がその課題に取り組むことを妨げるわけではありません。理由の本質はあくまで「顧客は便益に反応する」という点にあります。