Q.
「費用が発生した」とき、その金額を記入するのは借方・貸方のどちらか。
解説まとめ
正解はAです。費用の発生は借方(左側)に記入します。費用は資産と同じく借方が「増加(発生)」側になるためです。給料や仕入などの費用が出たら借方、と覚えてください。
ポイント
この問題が問うのは、5要素の増加位置のうち「費用は借方発生」という点です。費用は最終的に利益を減らしますが、記帳のうえでは独立した勘定として借方に発生を記録します。利益と直接相殺しないのが核心です。
ワンポイントアドバイス
増減の位置に迷ったら「資産・費用は借方が増える側、負債・純資産・収益は貸方が増える側」というペアで思い出しましょう。費用は資産と同じ借方グループ、と紐づけておくと、給料や家賃の仕訳がすぐ書けます。
解説詳細
なぜAが正しいのか
費用は収益を得るための支出で、発生すると借方に記入します。資産と費用は借方が増加(発生)側、負債・純資産・収益は貸方が増加側というのが増減ルールの対称構造です。たとえば給料を支払えば(借)給料/(貸)現金のように、費用は借方に立ちます。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの貸方は、費用の取消や戻しのときに使う側であり、発生時の位置ではないため誤りです。Cは費用を純資産の欄に記入するとしていますが、費用は独立した要素であり純資産の科目とは別に記録するため誤りです。Dの「記録せず利益から直接差し引く」は、すべての費用を勘定として記帳する複式簿記の原則に反するため誤りです。