Q.
「銀行から現金500円を借り入れた」取引の仕訳として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。借り入れると現金(資産)が増えるので借方に、後で返す義務である借入金(負債)が増えるので貸方に記入します。資産の増加は借方、負債の増加は貸方、という原則どおりの仕訳です。
ポイント
この問題の核心は、お金が入ってきても「収益」になるとは限らない点です。借入は返す義務を伴うため、収益ではなく負債(借入金)の増加として処理します。入金=売上と早合点しないのがつまずき防止になります。
ワンポイントアドバイス
現金が増える取引に出会ったら「これは返さなくてよいもうけか、後で返す借りか、出資か」を区別してみましょう。返す借りなら借入金、もうけなら売上、元手なら資本金です。性質を見分けることで貸方の科目を正しく選べます。
解説詳細
なぜBが正しいのか
銀行から借り入れると、まず手元の現金が500増えます。現金は資産なので、増加は借方に記入します。一方で、借りたお金は後で返済する義務があり、これは「借入金」という負債です。負債の増加は貸方に記入します。したがって(借)現金500/(貸)借入金500が正しく、金額も貸借とも500で一致します。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは借方と貸方が逆で、現金が貸方・借入金が借方になっているため誤りです。Cは貸方に売上を使っていますが、借入は本業のもうけではなく返済義務のあるお金なので収益ではありません。Dは貸方に資本金を使っていますが、資本金は出資された元手(純資産)であり、返済義務のある借入とは性質が異なるため誤りです。