Q.
投資家が行う「エンゲージメント」を説明したものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。エンゲージメントとは、投資家が投資先企業と建設的な対話を重ね、ESG課題への取り組みや経営の改善を促していく手法です。株式を売って離れる(除外する)のではなく、株主として関わりながら働きかける点が特徴です。中長期での企業価値向上をめざす行動とされます。
ポイント
エンゲージメントの核心は「対話を通じた働きかけ」です。投資先を除外して関係を断つのではなく、保有を続けながら改善を促す点が要になります。「外す(ネガティブ・スクリーニング)」との方向の違いを押さえておくことが大切です。
ワンポイントアドバイス
ESG投資の手法を整理するときは、「企業との関係を断つ(除外)」のか「関係を保ちながら働きかける(エンゲージメント)」のかを意識してみましょう。関わり方の違いで分類すると、それぞれの手法が何をめざしているのかを自分の言葉で説明しやすくなります。
解説詳細
なぜCが正解か
エンゲージメントは、投資家が株主としての立場を活かし、投資先企業と建設的な対話を行うことで、ESG課題への対応や経営の改善を促す手法です。投資先から手を引くのではなく、関わり続けながら変化を働きかける点に特徴があります。Cの「建設的な対話を行い経営の改善や課題への取り組みを促す」はこの内容に一致するため、正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「問題のある業種を除外する」は、ネガティブ・スクリーニングの説明であり、対話による働きかけではありません。Aの「短期間で売買して利益を狙う」は、中長期で企業価値向上をめざすエンゲージメントとは方向が異なります。Dの「情報を一切見ずに投資する」は、対話どころか分析すら行わない点で正反対です。対話を通じて促すという核心に照らせば、Cが正しいと判断できます。