ある時点で EV(出来高実績)が80万円、AC(実コスト)が100万円だった。コスト効率指数(CPI)はいくつで、状況はどう読み取れるか。
解説まとめ
正解は D です。CPI はコスト効率指数で、EV ÷ AC で求めます。80 ÷ 100 = 0.8 となり、1を下回っているためコスト効率が悪く、予算を超過気味の状態です。「使ったコストの割に出来高が少ない」ことを示す、と読み取りましょう。
ポイント
核心は「CPI = EV ÷ AC」と「1未満=コスト超過・1超=効率良」という判定です。SPI(EV÷PV)と式の形が似ているため、分母が AC(実コスト)である点を取り違えないことが分かれ目です。0.8を「効率が良い」と読むのも典型的な誤りです。
ワンポイントアドバイス
コストの良し悪しを見るときは、CPI が1より上か下かをまず確認しましょう。0.8なら「1円かけて0.8円分しか進んでいない」と解釈でき、超過の度合いが直感的に分かります。SPI とセットで見ると、遅れがコスト超過によるものか日程の問題かを切り分けられます。
解説詳細
CPI は EV を AC で割る
コスト効率指数(CPI:Cost Performance Index)は、EV ÷ AC で計算します。これは「実際にかけたコストに対して、どれだけの出来高を得られたか」を表す比率です。本問では EV が80万円、AC が100万円なので、80 ÷ 100 = 0.8 となります。CPI は1がちょうど予算どおり、1未満がコスト超過(かけた費用ほど成果が出ていない)、1超が効率良好を意味します。0.8は、1円投じて0.8円分の出来高しか得られていない、つまり予算を超過気味の状態です。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の1.25は、AC ÷ EV と割る順序を逆にした値です。B は数値(0.8)は合っていますが、1未満を「効率が良い」と読み誤っています。C の20は EV - AC の差の絶対値を指数と取り違えたもので、CPI は比であるため誤りです。EV を AC で割った0.8で、コスト超過気味と読み取る D が正しい組み合わせです。