リスクの監視・見直し(モニタリング)が必要な理由として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。リスクは固定されたものではなく、環境やプロジェクトの進行に伴って発生確率や影響度が変化し、新たなリスクも生まれます。そのため、定期的に再評価し、対応策の効果を確認して必要なら更新する監視が欠かせません。監視で得た気づきは、次のリスク特定へとフィードバックされます。
ポイント
この問題の核心は「リスクは動く」という前提です。一度の評価で終わりにすると、状況変化で大きくなったリスクや、新たに生じたリスクを見逃します。監視はプロセスの最後であると同時に、次の特定へ戻る循環の結節点である点を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
リスク登録簿は作って終わりにせず、定例会などで定期的に見直す機会を決めておきましょう。各リスクの確率・影響度が変わっていないか、対応策が効いているか、新しいリスクが出ていないかを点検します。監視のリズムを仕組みにすると、リスク管理が形骸化しにくくなります。
解説詳細
リスクは時間とともに変化する
リスクの監視・見直しが必要な最大の理由は、リスクが固定されたものではないからです。プロジェクトや事業環境は時間とともに変わり、それに伴って各リスクの発生確率や影響度も増減します。さらに、進行の中で当初は想定していなかった新たなリスクも生じます。だからこそ、定期的にリスクを再評価し、対応策が効いているかを確認し、必要なら対応を更新する監視が欠かせません。監視で得た気づきは次のリスク特定へ戻り、プロセス全体が循環します。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aは「評価したリスクの大きさは固定される」としていますが、これは監視が必要な前提そのものを否定しており誤りです。リスクは状況で変化します。Cは監視を「対応をすべて終えた後の記録だけ」としていますが、監視は対応と並行して継続的に行い、再評価と対応更新につなげるものです。Dは「監視ですべてのリスクが自動的に消滅する」としていますが、監視は状況を把握する活動であり、それ自体がリスクを消すわけではありません。リスクの変化と再評価の必要性を述べたBが正解です。