Q.
「タクトタイム」の意味として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。タクトタイムとは、需要を満たすために「製品1個を何分(何秒)で完成させればよいか」というペースのことで、「稼働時間 ÷ 必要生産数」で求めます。需要から逆算して決まる目標ピッチであり、実際の作業時間そのものとは区別します。生産ラインの速さの基準として使われます。
ポイント
タクトタイムは「需要から決まる目標ペース」であり、現場の頑張りで決まる実績時間(サイクルタイム)とは別物だという点が核心です。タクトタイムより実際のサイクルタイムが長いと需要に間に合わず、短すぎると作りすぎになります。両者を区別して使い分けることが大切です。
ワンポイントアドバイス
ラインや業務のペースを考えるときは、まず「使える稼働時間」と「必要な生産数」を確認し、タクトタイムを算出してみましょう。この基準より遅い工程があれば、そこが納期遅れの原因になりがちです。タクトタイムを目標値として掲示し、各工程の実績と比べるのが効果的です。
解説詳細
タクトタイムは需要から逆算するペース
タクトタイムは、決められた稼働時間の中で必要数を作り切るために、製品1個あたりに割り当てられる時間を表します。計算式は「稼働時間 ÷ 必要生産数」です。たとえば需要が増えれば必要生産数が増えるためタクトタイムは短くなり、より速いペースが求められます。需要に合わせてラインの速さをそろえる基準として使われます。
他の選択肢が誤りである理由
A は設備の故障間隔(平均故障間隔)を指し、信頼性の指標であってペースの話ではありません。B は実際にかかった作業時間(サイクルタイム寄り)で、需要から決まる目標ペースとは意味が違います。D は出荷後の輸送時間で、生産ラインのペースとは無関係です。需要に合わせた1個あたりの目標ペースを表すのは C です。