品質管理でいう「品質」の基本的なとらえ方として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。品質とは、製品やサービスが「要求された事柄(顧客の要求や決められた仕様)」をどれだけ満たしているかの度合いを指します。高級さや豪華さではなく、「狙った基準にどれだけ合っているか(適合度)」が品質の本質です。だからこそ、まず要求や仕様を明確にすることが品質管理の前提になります。
ポイント
品質を「グレード(等級・高級さ)」と混同しないことが核心です。安い製品でも、決められた仕様どおりに安定して作られていれば品質は高いといえます。逆にどれほど高級でも、要求からずれていれば品質は低いのです。品質=豪華さではなく、要求への適合度である、と押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
品質の良し悪しを議論する前に、「そもそも要求事項・仕様は何か」を文書で確認してみましょう。基準が曖昧なまま「品質が悪い」と言っても改善はできません。顧客要求や合格基準を一覧化してから、現状がどこで外れているかを照合するのが効果的です。
解説詳細
品質は「要求への適合度」で測る
品質管理でいう品質とは、製品やサービスが、顧客の要求や定められた仕様といった「要求事項」をどれだけ満たしているか、その度合いを指します。つまり「狙った基準にどれだけ合っているか(適合度)」が品質の中身です。要求が明確であるほど、合否の判断がはっきりし、ばらつきも管理しやすくなります。品質管理の出発点が「要求事項を定義すること」にあるのはこのためです。
他の選択肢が誤りである理由
A の「材料を高級に」や B の「製品を豪華に」は、グレード(等級)を上げる話であって、要求への適合とは別です。要求が普及品なら、過剰な高級化はかえってコストのムダになります。C の「価格を最も安く」はコスト(C)の話で、品質(Q)の定義そのものではありません。これらはいずれも品質の本質である「適合度」をとらえていません。要求事項への適合度を示すのは D です。