Q.
組織開発の取り組みを始めるにあたり、最初に行うべきこととして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。組織開発はまず診断、すなわち現状を観察・対話・データで把握し、何が問題なのかを見立てることから始めます。見立てがないまま施策に飛びつくと、自社の事情に合わない打ち手になりがちです。他社の成功例の直輸入や、反対者の排除も、現状把握を飛ばす点で同じ落とし穴です。最初の一手は、急いで打つことではなく丁寧に見ることです。
ポイント
この問題の核心は、組織開発の起点が「施策の選択」ではなく「現状の診断」だという点です。良さそうな施策ほど先に動きたくなりますが、自社の問題の構造を見ずに打てば的を外します。スピードを優先して診断を飛ばすのが、つまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
何か手を打ちたくなったら、まず「いま自社で実際に何が起きているか」を観察やヒアリングで確かめてみましょう。一週間でも現状把握に時間を割くと、打ち手の精度が上がります。他社事例は参考にしつつ、自社の文脈に合うかを見立ててから取り入れるのが効果的です。
解説詳細
始まりは現状の診断
組織開発の出発点は、現状を観察・対話・データで把握し、問題の構造を見立てる診断です。自社で実際に何が起きているかを丁寧に捉えることで、的を射た打ち手の根拠が得られます。ここを飛ばすと、見栄えのよい施策を選んでも自社の問題に届かず、空回りしてしまいます。だから最初の一手は診断です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは施策を選んで即展開するもので、診断を飛ばすため自社の問題と噛み合わないまま広げてしまうリスクがあります。Bの他社の成功例の直輸入も、自社の文脈の見立てを欠いており、同じ施策でも効果が再現しない典型です。Dの前向きな人だけを集める進め方は、反対者が抱える重要な情報を取りこぼし、現状把握をゆがめます。いずれも最初に行うべき診断(現状把握)を省いています。