Q.
レヴィンの変革プロセスモデル「解凍 → 変化 → 再凍結」のうち、「解凍(アンフリーズ)」が指す段階として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。レヴィンのモデルで「解凍」とは、いまのやり方を当たり前とする凍りついた状態を揺るがし、「このままではいけない」という変化の必要性を自覚させる段階です。新しいやり方を試すのは「変化」、それを固めるのは「再凍結」にあたります。変化を始める前に、まず現状への固執を解くのが解凍の役割です。
ポイント
この問題の核心は、3段階のうち最初の「解凍」が、行動を変える前の心構えづくりだという点です。現状が当たり前という凍った状態のまま新しいやり方を持ち込んでも受け入れられません。いきなり変化の中身から始めようとするのが、つまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
新しいやり方を導入する前に、「今のままだと何が困るのか」を関係者と共有してみましょう。危機感や必要性が腹落ちすると、変化が受け入れられやすくなります。データや具体的な不都合を示して、現状維持のコストを見える化するのが効果的です。
解説詳細
解凍が果たす役割
解凍は、レヴィンの変革モデルの第一段階で、現状を当然視する固まった状態を一度ゆるめる工程です。変化の必要性を自覚させ、現状維持より変わる方が望ましいと感じてもらうことが狙いです。この土台ができていないと、後続の「変化」で新しいやり方を導入しても抵抗にあい、根づきません。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの新しいやり方を実際に試して入れ替えるのは、第二段階の「変化」にあたります。Cの新しいやり方を定着させ後戻りを防ぐのは、第三段階の「再凍結」です。Dの成果を数値評価して処遇に反映するのは、このモデルが扱う心理的・行動的な変化の段階とは別の、評価・処遇の活動です。いずれも解凍以外の段階や別領域を指しています。