実行
OODAループ問題集
Q.
観察(Observe)の局面で陥りやすい失敗として、最も典型的なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。観察の局面では、自分がすでに持っている仮説や期待に合う情報ばかりを集め、それに反する兆候を見落とす偏りが典型的な失敗です。こうした確証バイアスが働くと、観察の段階で状況像が歪み、後続の判断もずれます。観察では事実を偏りなく拾うことが求められます。
ポイント
この問題の核心は、観察特有の失敗(情報収集の偏り)を、他局面の失敗と区別できるかにあります。意味づけの放置は情勢判断、選択肢の絞り込みの失敗は意思決定、結果未確認は行動の問題です。観察の質を落とすのは「都合のよい情報だけ見る」偏りだという対応づけが要点です。
ワンポイントアドバイス
情報を集めるときは、自分の予想に反するデータをあえて一つ探してみましょう。反証の兆候を意識的に拾うと、確証バイアスを弱められます。観察メモに「想定外だった事実」の欄を設けておくと、見落としに気づきやすくなり、判断の精度が上がります。
解説詳細
正解Aが妥当な理由
観察は情報収集の局面なので、その質を下げる最大の要因は情報の偏りです。人は無意識に、自分の仮説や期待を裏づける情報を集めやすく、反する情報を軽視しがちです。これを放置すると、観察の段階で状況像が歪み、その後の情勢判断・意思決定・行動がすべてずれた前提に立ってしまいます。観察では偏りを抑えて広く拾うことが要です。
他の選択肢が誤りである理由
Bの「意味づけずに放置」は、意味づけを担う情勢判断の問題です。Cの「選択肢を増やしすぎて決められない」は意思決定の局面の話で、観察特有の失敗ではありません。Dの「結果を確認しない」は行動と次の観察のつながりが切れる問題で、観察そのものの偏りとは別です。観察で最も典型的なのは、都合のよい情報に寄る確証バイアスです。