Q.
MECE にこだわりすぎることの弊害として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。MECE はあくまで整理の手段であり目的ではありません。完全な網羅・排他に固執すると、重要でない枝まで細かく分けて粒度過剰になり、「結局、何が言いたいのか(So What)」という本来の目的を見失う弊害が生じます。手段が目的化することへの注意が必要です。
ポイント
この問題が問うのは、MECE は目的達成のための道具であって、それ自体を完璧にすることがゴールではないという点です。網羅・排他を整えること以上に、目的に照らして意味のある切り口かどうかが大切だ、と理解しましょう。
ワンポイントアドバイス
分解に時間をかけすぎていると感じたら、「この分類で結局、何を言いたいのか」と自分に問いかけてみましょう。目的に戻ることで、過剰な細分化に歯止めがかけられます。So What を定期的に確認するのが効果的です。
解説詳細
手段が目的化する弊害
MECE を完璧にしようとすると、本筋に関係のない枝まで漏れなく細かく分けたくなります。その結果、分類は精緻になっても、肝心の「だから何が言えるのか」が薄れてしまいます。MECE は判断を助ける手段であって、整理そのものがゴールではありません。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「単純になりすぎる」は逆で、むしろ細かくなりすぎる方が典型的な弊害です。Bの「漏れもダブりも増える」は、MECE を意識すれば本来は減るはずで、こだわりすぎの弊害とはずれます。Cの「区分が奇数になる」は分け方とは無関係で事実ではありません。最も適切なのは、目的を見失う点を指摘するDです。