人材が不足していて、企業側が「ぜひ来てほしい」と人材を取り合っている状態を何と呼ぶか。需要との関係で最も正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。人材が不足し、企業が取り合うのは、人材への需要が供給を上回っている「売り手市場」です。人材(売り手)が有利になります。逆に人材が余っていれば、企業(買い手)が有利な「買い手市場」です。需要と供給のバランスが、どちらに有利な市場かを決めます。
ポイント
売り手市場と買い手市場のどちらかを、「誰が有利か」とセットで覚えることが核心です。人材を売り手、企業を買い手と置き、需要が供給を上回れば売り手有利、という需要・供給の基本を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
自分のスキルが「今、売り手市場か買い手市場か」を意識してみましょう。売り手市場の領域では条件交渉がしやすく、買い手市場の領域では希少性や専門性で差をつける工夫が必要になります。市場の状況に合わせた打ち手が効果的です。
解説詳細
売り手市場とは需要が供給を上回る状態
労働市場では、働く人材を「売り手」、人材を求める企業を「買い手」と見立てます。人材が不足し、企業が「ぜひ来てほしい」と取り合っている状態は、人材への需要が、働ける人材の供給を上回っている状態です。これを売り手市場と呼びます。物が少ないと値段が上がるのと同じで、人材が少なく求められていると、人材(売り手)に有利な条件が生まれやすくなります。したがって、正解は売り手市場で需要が供給を上回っていると述べた選択肢Cです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Aの買い手市場は、人材が余り、供給が需要を上回って、企業(買い手)が有利になる状態を指します。設問の「企業が取り合う」状況とは逆ですから誤りです。選択肢Bは、需要と供給が無関係で呼び名もない、としていますが、売り手市場・買い手市場という言葉はまさに需要と供給の関係を表すもので、無関係ではありません。選択肢Dの飽和市場は人材が余っている状態を指し、これも企業が取り合う状況とは反対ですから誤りです。設問が示すのは人材が足りない状況です。