自分の経験を「言語化(手順や判断基準として言葉にすること)」すると、専門性の観点で何が起こりやすいか。
解説まとめ
正解はDです。経験を手順や判断基準として言葉にすると、なぜうまくいくのかが整理され、別の場面でも同じように成果を出しやすくなります。つまり再現性が高まり、専門性として評価されやすくなります。言語化が専門性を下げたり、属人化を進めたりするわけではありません。
ポイント
言語化は「再現性を高める手段」だという点が核心です。頭の中の暗黙知を言葉にして型にすると、応用が利き、他者にも伝えられるため、専門性が個人の感覚にとどまらず評価される形になる、という流れを押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
うまくいった仕事の進め方を、後輩に教えるつもりで手順に書き起こしてみましょう。書いている途中で「自分はここで何を基準に判断していたのか」が見えてきます。判断基準まで言葉にできると、再現性が一段と高まります。
解説詳細
言語化が再現性を高める仕組み
経験の多くは、最初は本人の頭の中にある暗黙知の状態で、言葉になっていません。これを「どんな順番で、何を基準に進めたか」という手順や判断基準として言葉にすると、成果を生んだやり方が型として整理されます。型になっていれば、状況や相手が変わっても同じ考え方を当てはめて成果を出せるため、再現性が高まります。再現性が高い専門性は「この人に任せれば次もうまくいく」と期待でき、市場で評価されやすくなります。したがって、正解は型として整理でき再現性が高まると述べた選択肢Dです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Aは、言語化で専門性が下がる、としていますが、言葉にすることで応用が利くようになるため、むしろ専門性は評価されやすくなります。逆向きの説明であり誤りです。選択肢Bは、言語化が成果に影響しない、としていますが、判断基準が整理されれば成果の安定につながりますから、影響しないとは言えません。選択肢Cは、言語化で属人化が進む、としていますが、属人化とは本人にしか分からない状態のことで、言語化はそれを解きほぐす行為です。言語化は属人化を進めるのではなく、逆に減らす方向に働きます。