「希少性」と「需要」の関係について、最も正しい説明はどれか。
解説まとめ
正解はBです。希少性は「代わりがどれだけ少ないか」という供給側の概念、需要は「市場がどれだけ求めているか」という市場側の概念で、両者はまったく別の軸です。だからこそ、希少だが需要がない、需要はあるが希少でない、といった組み合わせが起こり得ます。混同しないことが大切です。
ポイント
希少性と需要を一つにまとめて考えると、市場価値の判断を誤ります。供給(代わりの少なさ)と需要(求められる度合い)は独立した別の軸で、両方を掛け合わせて市場価値を見る、という構造を押さえることが核心です。
ワンポイントアドバイス
自分のスキルを「代わりが少ないか(希少性)」と「求められているか(需要)」の2つの軸で別々に採点してみましょう。片方だけ高くてもう片方が低い場合、低いほうを補うのが市場価値を上げる近道になります。
解説詳細
希少性は供給側、需要は市場側
希少性は、同じことができる人材の供給がどれだけ少ないかを問う、供給側の概念です。これに対して需要は、企業や顧客といった市場がそのスキルをどれだけ求めているかを問う、市場側の概念です。見ている向きがそもそも違うため、両者は独立した別の軸として扱う必要があります。だからこそ、「希少だが誰も求めていない」「誰でもできるが大量に求められている」といった、両者がそろわない状況がいくらでも起こり得ます。市場価値は、この別々の2軸を掛け合わせて評価するものです。したがって、正解はそれぞれ別の軸だと述べた選択肢Bです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Aは、希少性が高ければ需要も必ず同じだけ高くなる、としていますが、希少でも求める人がいなければ需要は低いままですから、両者が連動して動くとは限りません。選択肢Cは、希少性と需要が同じことの言い換えだ、としていますが、供給側と市場側という別の向きを見ている以上、同義ではありません。選択肢Dは、需要が高ければ希少性を考えなくてよい、としていますが、需要が高くても代わりが大勢いれば競争で評価が下がるため、希少性も無視できません。両軸とも市場価値に効きます。