あるスキルの「代替可能性(代わりがきく度合い)」が高いと、その人材の希少性はどうなるか。
解説まとめ
正解はAです。代替可能性が高いとは「同じことができる代わりの人材が多い」ということなので、その分だけ希少性は低くなります。希少性は代わりの少なさで決まるため、代替可能性と希少性はちょうど逆の向きに動きます。代わりがきくほど希少性は下がる、と覚えるのが基本です。
ポイント
代替可能性と希少性は反対方向に動く、という関係を取り違えないことが核心です。マニュアル化・自動化しやすい仕事ほど代替可能性が高く、希少性が下がりやすい、というつまずきどころも合わせて押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
自分の仕事を「マニュアルを渡せば未経験者でもすぐにできるか」という目で見直してみましょう。すぐにできてしまう部分は代替可能性が高い部分です。そこに、判断や経験が必要な要素を足していくと、代わりがききにくくなります。
解説詳細
代替可能性が高い=希少性が低い、という関係
代替可能性とは、その人の代わりに同じ仕事をこなせる人材がどれだけ簡単に見つかるかを表します。代替可能性が高いということは、世の中に同じことができる人が多く、企業から見れば「この人でなくてもよい」状態です。希少性は代わりの少なさで決まりますから、代わりが多い(代替可能性が高い)ほど希少性は低くなります。両者はちょうど逆の向きに動く関係にあり、正解は希少性が低くなると述べた選択肢Aです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Bは、代わりが多いほど希少性が高くなる、としていますが、これは関係が逆で誤りです。代わりが多い状態は、貴重さがうすれる状態です。選択肢Cは、代替可能性と希少性が無関係だとしていますが、希少性はまさに代わりの少なさを問う概念ですから、両者は密接に関係します。無関係という説明は成り立ちません。選択肢Dは、代替可能性が高いと専門性が上がる、としていますが、専門性は領域の深さであって、代わりのきく度合いとは別の軸です。代わりがききやすいことが深さを生むわけではないため、誤りです。