ある分類が MECE であると言えるために、同時に満たす必要がある条件の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。MECE は「ダブりなし(相互に重複しない)」と「モレなし(全体として漏れがない)」の2条件を同時に満たして初めて成立します。片方だけでは MECE とは呼べません。この2条件のセットが MECE の定義そのものだと押さえましょう。
ポイント
MECE の2条件は、英語の頭文字に対応しています。Mutually Exclusive がダブりなし、Collectively Exhaustive がモレなしです。項目数や並び順、図の有無は MECE の条件ではありません。「重ならず・漏れなく」だけが判定軸である点が核心です。
ワンポイントアドバイス
分類が MECE かどうか迷ったら、頭の中で2つの質問に分けて確認しましょう。1つ目は「2つ以上のグループに入る要素はないか(ダブり)」、2つ目は「どのグループにも入らない要素はないか(モレ)」です。両方に「ない」と答えられたときだけ MECE です。
解説詳細
2条件は必ずセット
MECE は2つの条件から成り立ちます。1つは「相互排他(Mutually Exclusive)」、つまりカテゴリ同士が重ならず、ある要素が複数のカテゴリに同時に入らないことです。もう1つは「全体網羅(Collectively Exhaustive)」、つまり全体を集めれば漏れがないことです。この2つは必ずセットで、どちらか一方だけでは MECE になりません。
片方だけでは不十分な理由
たとえば重ならないように分けても、いくつかの要素が抜けていれば「モレあり」で MECE ではありません。逆に全体を漏れなくカバーしていても、要素が複数のカテゴリにまたがっていれば「ダブりあり」で MECE ではありません。網羅性と排他性の両方を満たして初めて、整理として完成します。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「項目数や五十音順」は形式的なルールにすぎず、モレ・ダブりとは無関係です。B の「具体例や図の有無」は分かりやすさの工夫であって、MECE の条件ではありません。C の「重要なものが最初・一目で見える」は見せ方や優先順位の話です。重複なし・漏れなしの両立を述べた D だけが、MECE の正しい条件です。