投資理論で使われる「リスクフリー資産(無リスク資産)」という概念の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。リスクフリー資産(無リスク資産)とは、元本割れや債務不履行のリスクがほぼないとみなされ、リターンのばらつき(リスク)が極めて小さいと理論上扱われる資産のことです。短期の国債などが代表例として用いられます。リスクがほぼない代わりに、期待できるリターンも低いのが特徴です。リスクとリターンのトレードオフの基準点として理論で使われる概念です。
ポイント
核心は「リスクフリー資産=ばらつきがほぼない、その代わり低リターン」という点です。リスクがないから高リターンなのではなく、リスクが小さいからこそリターンも小さい、という関係を取り違えないことが重要です。あくまで理論上の基準点として扱われる概念だと押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
投資判断では、「リスクをほとんど取らない置き場所のリターン」を基準点として意識してみましょう。それを大きく上回るリターンをうたう商品は、その差の分だけリスクを取っていると考えるのが効果的です。安全性とリターンは引き換えだという感覚を持つと、過度な期待をせずに商品を比べられます。
解説詳細
リスクフリー資産は「低リスク・低リターン」の基準点
正解はBです。リスクフリー資産(無リスク資産)とは、元本割れや発行体の債務不履行のリスクがほぼないとみなされ、リターンのばらつきが極めて小さいと理論上扱われる資産のことです。短期の国債などが代表例として用いられます。リスクが小さい分、得られるリターンも低くなります。投資理論では、このリスクフリー資産のリターンを出発点(基準)として、リスクを取ることで上乗せされるリターンを考えるという形で使われます。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「必ず高いリターンを生む」は、リスクフリー資産が低リターンであるという特徴と矛盾し誤りです。Cの「価格変動が大きいほどリスクが減る」は、変動が大きいほどリスクは増えるという定義に反しており誤りです。Dの「取引手数料がかからない」は、コストの話であってリスクの有無とは無関係であり誤りです。リスクフリー資産の本質は、リターンのばらつきがほぼないとみなされる点にあります。