金融商品が持つさまざまなリスクのうち、「信用リスク(デフォルトリスク)」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は A です。信用リスク(デフォルトリスク)とは、債券の発行体や資金の貸付先が、約束した利息や元本の支払いを滞らせたり、できなくなったりする可能性のことです。発行体の財務状況が悪化すると、このリスクは高まります。為替リスク、金利リスク、流動性リスクとは別の種類のリスクであり、誰がお金を返せなくなるかという「相手の信用」に関わる点が特徴です。
ポイント
核心は「信用リスク=お金を返してもらえなくなる可能性」という点です。リスクには複数の種類があり、それぞれ原因が違います。信用リスクは相手(発行体・借り手)の支払い能力に起因する、という出どころで他のリスクと区別すると整理できます。
ワンポイントアドバイス
債券や貸付型の商品を検討するときは、「お金を返す相手はどれだけ信用できるか」という視点を持ってみましょう。利回りが高い債券ほど信用リスクが高いことが多いと知っておくと、利回りだけで飛びつかずに済みます。リスクの種類を分けて考える習慣をつけると、商品ごとの注意点を整理しやすくなります。
解説詳細
信用リスクは相手の支払い能力に起因する
正解はAです。信用リスク(デフォルトリスク)とは、債券を発行している会社や国、あるいはお金を借りている相手が、約束どおりに利息や元本を支払えなくなる可能性のことです。発行体の業績や財務状況が悪化すると、この支払いが滞ったり履行されなくなったりする恐れが高まります。一般に、信用リスクが高い発行体ほど、その分高い利回りを提示してお金を集めようとする傾向があります。
他の選択肢が誤りである理由
Bは為替リスクの説明で、外貨建て資産を円に換算したときの価値が為替レートで変わるリスクであり、信用リスクとは別です。Cは金利リスクの説明で、市場金利の変動によって債券価格が上下するリスクであり、これも信用リスクとは異なります。Dは流動性リスクの説明で、売りたいときに買い手が見つからず換金しづらいリスクです。いずれもリスクの一種ですが、相手の支払い能力に関わる信用リスクとは原因が異なるため誤りです。