市場で需要曲線と供給曲線が交わる点を「均衡」と呼びます。市場均衡における価格と数量の状態として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。市場均衡とは、需要曲線と供給曲線が交わる点で決まる状態で、その価格のもとで売り手が売りたい量と買い手が買いたい量がちょうど一致しています。売れ残りも品不足も生じない、ちょうど釣り合った状態です。この一致する価格を均衡価格、一致する数量を均衡取引量と呼びます。需要と供給が出会う点として理解しましょう。
ポイント
均衡の核心は「需要量と供給量が等しくなる」という一点です。価格が均衡より高いと売れ残り(供給超過)が生じ、低いと品不足(需要超過)が生じます。市場ではこうした過不足を解消する方向に価格が動き、最終的に需要量と供給量が一致する均衡へ向かう、という考え方を押さえると理解が深まります。
ワンポイントアドバイス
バーゲンで品物が一気に売り切れる場面や、人気のない商品が値下げされる場面を思い出してみましょう。売れ残りや品不足が起きると価格が動く、という現象を均衡という言葉で説明できるようになると、値動きのニュースが読みやすくなります。需要・供給・均衡の三語をセットで使えるよう意識してみてください。
解説詳細
均衡とは需要量と供給量が一致する点
正解はCです。市場には、価格が高いと買い控える買い手の需要曲線(右下がり)と、価格が高いと多く売りたい売り手の供給曲線(右上がり)があります。この二つの曲線が交わる点が均衡です。均衡点に対応する価格を均衡価格、数量を均衡取引量といい、その価格のもとでは、買い手が買いたい量と売り手が売りたい量がちょうど一致します。過不足がないため、それ以上価格が動く力が働かない安定した状態になります。
他の選択肢が誤りである理由
Aは「供給が需要を常に上回る」状態で、これは供給超過(売れ残り)と呼ばれ、価格が下がる圧力が働く不均衡な状態であり、均衡そのものではないため誤りです。Bは「需要が供給を常に上回る」状態で、これは需要超過(品不足)と呼ばれ、価格が上がる圧力が働く不均衡な状態ですので誤りです。Dの「取引がまったく行われない」は、需要と供給が出会って取引が成立する均衡の考え方とは正反対であり誤りです。均衡は、需要量と供給量が一致して取引が安定的に成立する点を指します。