Q.
「良い意思決定」とは何かについて、最も適切な考え方はどれか。
解説まとめ
正解はCです。良い意思決定かどうかは、結果の良し悪しではなく、適切な手続き(プロセス)で選んだかどうかで評価します。十分な情報をもとに選択肢を比べて選んだ決定でも、運の要素で悪い結果になることはあります。逆に、いいかげんに決めてもたまたま良い結果になることもあります。だからこそ結果だけで決定の質を測ってはいけない、というのが核心です。
ポイント
この問題が問うのは「結果論バイアス」を避ける視点です。人は結果が出た後だと、良い結果なら良い決定、悪い結果なら悪い決定だったと思い込みがちです。しかし運に左右される結果と、コントロールできるプロセスは切り離して考える必要があります。
ワンポイントアドバイス
決定を振り返るときは、「結果はどうだったか」より先に「決めた時点で、選択肢と基準は十分だったか」を点検してみましょう。結果が悪くてもプロセスが適切だったなら、その決め方は次にも使えます。プロセスと結果を分けて記録しておくと、運と実力を混同せずに学べます。
解説詳細
なぜCが正解か
意思決定の質は、決めた時点で手に入る情報を使い、選択肢を適切に比べて選んだかどうかで評価します。将来の結果には運や外部環境が混ざるため、結果だけを見ると「たまたま当たった雑な決定」を高く評価し、「丁寧だが運悪く外れた決定」を低く評価してしまいます。プロセスで評価すれば、再現できる良い決め方を学べます。Cはこの考え方を正確に述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは典型的な結果論バイアスで、運の影響を無視しています。Bの「時間をかけたほど良い」は誤りで、可逆な決定に時間をかけすぎるのはむしろ非効率です。Dの「周囲の評判」は、決定の手続きの質とは別物で、評判が良くても選び方が雑なことはあります。いずれも、コントロールできるプロセスを評価軸に据えていない点で誤っています。