Q.
推敲の際、次の依頼文で最も具体に直すべき「あいまいな語」はどれか。「資料は適宜、関係者に共有してください。」
解説まとめ
正解は A です。「適宜」は、どの範囲・どのタイミングで行うかが読み手に委ねられ、解釈が分かれるあいまいな語です。推敲では、こうした語を「今日中に」「全員に」など具体に置き換えるか、本当に必要か確認します。「資料」「共有」「ください」は通常、解釈が一つに定まります。
ポイント
この問題の核心は「程度・範囲・時期が不明確な語を見つける」点にあります。「適宜」「なるべく」「など」「随時」は読み手によって受け取り方が変わります。「資料」「共有」「ください」は基本的に一義です。あいまい語を具体に変えると、行き違いを防げます。
ワンポイントアドバイス
指示や依頼を書いたら、「適宜」「なるべく」「など」「等」が入っていないか探してみましょう。見つけたら「いつ」「誰に」「どこまで」を具体的な言葉に置き換えてみてください。あいまい語を一つ減らすだけで、相手の確認や問い合わせの手間が減ります。
解説詳細
あいまい語は解釈が分かれる語
あいまい語とは、範囲・程度・時期などが明確でなく、読み手によって受け取り方が変わる語のことです。「適宜」は、どのタイミングで、どの相手に、どこまで共有するのかを読み手の判断に委ねており、人によって対応が変わってしまいます。推敲では、こうした語を「今日中に全員へ」のように具体へ置き換えるか、削れるかを確認します。
ほかの選択肢が誤りである理由
Bの「資料」は、その場面で何を指すかが文脈で定まる具体的な名詞です。Cの「共有」も「関係者に渡す」という行為が明確です。Dの「ください」は依頼の語尾で、意味があいまいというわけではありません。最も解釈が分かれ、具体化が必要なのは「適宜」なので、正解はAです。