Q.
D = 4億円、E = 6億円、rE = 12%、税引後負債コスト = 4% のとき、WACCはいくらか。
解説まとめ
正解はDです。まず構成比を求めると、D+E=10億円なので E/(D+E)=6/10=0.6、D/(D+E)=4/10=0.4です。WACC=12%×0.6+4%×0.4=7.2%+1.6%=8.8%となります。金額からウェイトを出し、各コストに掛けて足すだけです。
ポイント
この計算の要点は、最初に D+E を求めてから各構成比を確定させる手順です。E=0.6、D=0.4を正しく出せれば、あとは 12%×0.6=7.2%、4%×0.4=1.6% を足すだけです。ウェイトの合計が1になることを確認すると安心です。
ワンポイントアドバイス
金額が与えられた問題では、先に合計(D+E)を出して各々の割合を確定させましょう。割合さえ固まれば計算はコスト×重みの足し算に落ち着くので、ミスが起きにくくなります。
解説詳細
構成比を出してから加重平均
まず資本の合計を求めると、D + E = 4億円 + 6億円 = 10億円です。ここから構成比は、株主資本 E/(D+E) = 6/10 = 0.6、負債 D/(D+E) = 4/10 = 0.4 となります。次に各コストに重みを掛けると、株主資本側は 12% × 0.6 = 7.2%、負債側は 4% × 0.4 = 1.6% です。合計して 7.2% + 1.6% = 8.8% がWACCです。Dが正しい値です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの8.0%は 12%と4%を単純平均((12+4)/2=8)したもので、構成比を反映していません。Bの7.2%は、株主資本と負債の重みを逆(E=0.4、D=0.6)に取り違えて 12%×0.4+4%×0.6=4.8%+2.4%=7.2% と計算した誤った値です。Cの16.0%は12%と4%を単純に足したもので、重みを掛けていません。正しくは構成比0.6と0.4で加重平均し、8.8%です。