Q.
「ハッシュタグを付けてSNSに公開投稿しているのだから、企業はその投稿を自由に広告へ転載してよい」という考え方の評価として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。SNSで公開されている投稿でも、著作権は投稿者に残ったままです。公開していることと、企業が広告に転載してよいことは別であり、二次利用には原則として本人の許諾が必要です。「公開=権利放棄」ではない、という理解が核心になります。
ポイント
公開範囲(誰が見られるか)と、利用許諾(誰がどう使ってよいか)は別の概念です。誰でも閲覧できる状態でも、転載・改変・広告利用までが許されているわけではありません。この2つを混同しないことが、権利トラブルを避ける鍵です。
ワンポイントアドバイス
良い投稿を見つけても、すぐ転載せず「公開されている=使ってよい、ではない」と一度立ち止まりましょう。本人へ利用可否を確認するひと手間が、後の削除依頼やクレームを防ぎます。許諾フローを社内ルール化しておくと判断がぶれません。
解説詳細
なぜDが正解か
著作権は、作品が公開されたからといって自動的に消滅したり放棄されたりするものではありません。SNSの公開投稿も同様で、著作権は投稿者に残り続けます。したがって企業がそれを広告などに転載するには、原則として投稿者の許諾を得る必要があります。公開の事実だけを根拠に無断転載することはできず、Dの評価が妥当です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは「公開で著作権放棄」という誤解で、公開しても権利は残ります。Bはハッシュタグを付けるだけで広告利用への同意が成立するという飛躍で、タグ付けは参加意思の表明ではあっても包括的な利用許諾とは限りません。Cの削除されない限り無断利用できるという考えも根拠がなく、放置と許諾は別です。いずれも公開と利用許諾を混同しており誤りです。