Q.
所得税に採用されている「累進課税」の考え方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。累進課税とは、所得が多くなるほど高い税率が適用される仕組みで、所得税に採用されています。担税力(税を負担する力)の大きい人ほど多く負担するという考え方に基づいています。全員一律でも、多い人ほど低くなるのでもありません。
ポイント
ここで問うのは、累進課税が「所得が増えるほど税率が上がる」方向であるという点です。税率が一定の比例課税や、全員同額の人頭税とは異なります。所得の多寡に応じて負担を変えることで、負担の公平を図るねらいがあると理解しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
「累進」という言葉は「だんだん進んで増えていく」という意味だと覚えておきましょう。所得が階段状に増えると、それに合わせて税率も段階的に上がっていくイメージです。具体的な税率の数値は変わり得るので、まずは「多いほど高くなる」という方向性だけを確実に押さえるのが効果的です。
解説詳細
累進課税の考え方
累進課税とは、課税の対象となる所得が大きくなるほど、適用される税率が高くなる仕組みです。所得税はこの方式を採用しており、所得の多い人ほど高い割合で税を負担します。これは、税を負担する力が大きい人により多くの負担を求めることで、公平を図ろうとする考え方に基づいています。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「全員が同じ税額」は人頭税のような考え方で、累進課税ではありません。Bの「所得が多い人ほど低い税率」は累進とは逆向きの逆進的な考え方で、誤りです。Dの「一定額を超えた人は税を一切納めない」は、高所得者が無税になることを意味し、担税力に応じて負担を求める累進課税の趣旨と正反対です。