Q.
従来から使われてきたCSR(企業の社会的責任)と、ESGの違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。CSR(企業の社会的責任)は、主に社会貢献や企業倫理といった文脈で語られてきました。これに対してESGは、企業の価値創造や投資家による評価・投資判断の観点まで含み、より広い射程を持ちます。両者は重なりますが、語られる文脈の重心が異なります。
ポイント
CSRとESGは「社会と企業の関わり」という点で共通しますが、ESGは投資家の評価軸という視点を取り込んでいる点に違いがあります。単なる名称変更ではなく、語る文脈と射程が広がっていると理解することが核心です。
ワンポイントアドバイス
社内資料で「CSR」と「ESG」が混在していたら、「これは社会貢献の文脈か、それとも投資家の評価や企業価値の文脈か」を確かめてみましょう。文脈の重心を意識すると、似た言葉の使い分けを正確に説明できるようになります。
解説詳細
なぜCが正解か
CSRは、企業が社会に対して果たすべき責任を指し、社会貢献活動や倫理・コンプライアンスの文脈で語られることが多い概念です。一方ESGは、環境・社会・ガバナンスの観点から企業の持続可能性や価値を評価し、投資判断にも結びつける考え方で、より広い射程を持ちます。この違いを正しく示したCが正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「CSRは義務でESGは禁止」は、どちらの性格とも一致しません。Bの「完全に同じで名前が変わっただけ」は、ESGが投資・企業価値の観点を取り込んでいる点を見落としており誤りです。Dの「CSRは環境だけ、ESGは社会だけ」も、両者の扱う範囲を狭くとらえすぎた誤りです。文脈と射程の違いに着目すれば、Cが適切だと判断できます。