Q.
「統合報告書」の目的を説明したものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。統合報告書は、財務情報と、ESGをはじめとする非財務情報とを結びつけ、企業がどのように中長期の価値を生み出すのか、その道筋(価値創造ストーリー)を伝えることを目的とした報告書です。財務だけの書類でも、製品カタログでもありません。投資家など幅広い読み手を想定します。
ポイント
統合報告書の核心は「財務と非財務をつなげて価値創造を語る」点です。財務諸表だけ、あるいはESG情報だけを並べるのではなく、両者を統合して一貫したストーリーにする点が要になります。単なる情報の寄せ集めではないことを押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
統合報告書を読むときは、「財務の数字とESGの取り組みが、どう価値創造につながっているか」という線で追ってみましょう。両者のつながりを意識して読むと、その企業が将来どう価値を生もうとしているのかを自分の言葉で説明できるようになります。
解説詳細
なぜAが正解か
統合報告書は、財務情報と非財務情報(環境・社会・ガバナンスなどのESG情報)を結びつけ、企業が中長期にわたってどのように価値を創造していくのか、その道筋を一貫したストーリーとして伝えることを目的とした報告書です。投資家をはじめとする幅広いステークホルダーが、企業の将来性を理解する助けになります。Aはこの目的を正確に示しているため、正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Dの「財務情報のみで税務申告に使う」は、財務と非財務を統合するという統合報告書の本質に反します。Bの「製品カタログ」やCの「人事評価結果の公表」は、統合報告書の目的とはまったく異なるものです。財務と非財務をつなぎ価値創造の道筋を伝えるという核心に照らせば、Aが正しいと判断できます。