アンケート設計から集計までを一貫して破綻させない、最も重要な原則はどれか。
解説まとめ
正解はCです。アンケートを破綻させない最大の原則は、常に調査の目的に立ち返り、各設問・尺度・集計が目的に答える一本の線でつながっているかを確認することです。目的に貢献しない設問は削り、尺度は集計しやすい形を選び、集計は目的の問いに答える形で計画します。設計から集計までを目的が貫いていれば、集めた後に「使えないデータ」になる事故を防げます。目的が全工程の羅針盤です。
ポイント
この設問の核心は「目的が設問・尺度・集計を貫く」という一貫性です。個々の工夫より、全体が目的に向かって整合しているかが結果の価値を決めます。設計の節目ごとに目的へ立ち返るのが要です。
ワンポイントアドバイス
設問を1つ作るたびに、「これは目的のどの問いに答えるのか」「どう集計するのか」を1行で書き添えてみましょう。答えられない設問は削る候補です。目的との対応を書き残すと、設計から集計まで一本の線で結べます。
解説詳細
目的を軸にした一貫設計
良いアンケートは、目的・設問・尺度・集計が一本の線でつながっています。まず目的があり、その目的に答えるために設問を置き、設問の性質に合う尺度を選び、目的の問いに答える形で集計を計画します。この連なりが保たれていれば、集めたデータは判断に直結します。逆にどこかが目的から外れると、集めても読み取れない、あるいは判断に使えないデータになってしまいます。設計の各段階で目的に立ち返ることが、破綻を防ぐ最大の原則です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「質問を多く並べて後で取捨選択」は、目的不在で量を追う発想であり、回答者の負担を増やし設計を散漫にします。Bの「集計は後から考える」は、集計を見越さない設問が混ざり、集めた後に使えなくなる典型です。Dの「中立性より誘導表現を優先」は、答えやすさと引き換えに回答を偏らせ、結果の信頼性を壊します。目的を軸に全工程をつなぐと示すCが正解です。