Q.
「気温」のように、目盛りの間隔は等しいが、ゼロが「無」を意味せず、比(2倍など)に意味を持たない尺度を何と呼ぶか。
解説まとめ
正解はAです。間隔尺度とは、目盛りの間隔が等しく差を計算できる一方で、原点(ゼロ)が「何も無い」を意味せず、比を取っても意味を持たない尺度です。摂氏の気温が代表例で、20度と10度の差は10度ですが、20度が10度の「2倍暑い」とは言えません。差の比較や平均は扱えますが、比については慎重に扱う必要があります。ゼロの意味づけが、比率尺度との分かれ目です。
ポイント
この設問の核心は「等間隔だがゼロが無を意味しない=間隔尺度」という区別です。差を足し引きできても、比を取れるとは限りません。ゼロが絶対的な原点かどうかが、間隔尺度と比率尺度を分けます。
ワンポイントアドバイス
集計で「2倍」「半分」といった比の表現を使う前に、その尺度のゼロが「無」を意味するかを確認してみましょう。気温のようにゼロが無でない場合、比の表現は誤解を招きます。尺度の原点を意識すると、報告の言い回しが正確になります。
解説詳細
間隔尺度と比率尺度の違い
間隔尺度は、目盛りの間隔が等しいため差を計算でき、平均なども扱えます。しかし原点(ゼロ)が便宜的に置かれたもので、「何も無い」を意味しません。摂氏0度は温度が無いわけではないため、「20度は10度の2倍」とは言えず、比に意味がありません。一方、長さや重さのような比率尺度は、ゼロが「無」を意味するため、2倍や半分といった比が成り立ちます。ゼロの意味づけが両者を分ける決め手です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの名義尺度は順序も間隔も持たない分類で、差を計算できる間隔尺度とは異なります。Cの順序尺度は順番はあるが間隔が一定でない尺度で、目盛りが等間隔の間隔尺度とは区別されます。Dの比率尺度は原点が「無」を意味し比を取れる尺度で、ゼロが無を意味しない間隔尺度とは違います。等間隔だがゼロが無でないのはAの間隔尺度です。