Q.
リスク登録簿(リスクレジスター)の役割として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。リスク登録簿は、洗い出したリスクを一覧にし、発生確率・影響度・対応策・担当者・状態などを記録して継続管理するための台帳です。特定と評価と対応の情報を1か所に集約し、抜け漏れと放置を防ぐのが目的です。プロジェクト全体でリスクの状況を共有する基盤になります。
ポイント
リスク登録簿の価値は「一覧化して継続的に更新する」点にあります。一度作って終わりではなく、監視のたびに状態を更新する生きた台帳です。法的文書でも予算書でもなく、リスクの可視化と担当の明確化を担う管理ツールだ、と押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
リスクを思いついたら頭の中に留めず、リスク登録簿に「リスク名・確率・影響・対応策・担当」を1行で書き足す習慣をつけましょう。担当と期限まで書いておくと、誰が何をいつまでにやるかが明確になり、リスクが放置されにくくなります。
解説詳細
登録簿はリスク管理の中心台帳
リスク登録簿は、特定したリスクを一覧にまとめ、それぞれの発生確率・影響度・優先度・対応策・担当者・対応状況などを記録する台帳です。特定・評価・対応という各プロセスで得た情報を1か所に集約することで、どのリスクがどう扱われているかをチーム全体で共有できます。監視フェーズで状況が変われば内容を更新し続けるため、常に最新のリスク状況を映す「生きた文書」として機能します。これにより、リスクの抜け漏れや対応の放置を防げます。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「損害賠償額を法的に確定する公式文書」は、リスクが顕在化した後の法務・補償の話であり、未発生リスクを管理する登録簿とは目的が異なります。Bの勤怠管理表やCの予算配分計画書は、それぞれ労務管理・財務計画のためのもので、リスクの確率や影響度を記録する仕組みではありません。リスクの一覧管理と継続更新という本来の役割を述べているDが正解です。