雇用の考え方の一つである「ジョブ型雇用」の特徴として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。ジョブ型雇用とは、まず担当する職務(ジョブ)の内容を職務記述書(ジョブディスクリプション)で明確に定義し、その職務に必要なスキルを持つ人材を割り当てるという考え方です。仕事が先にあり、それに人を当てはめる点が特徴で、人を先に採ってから仕事を割り振るメンバーシップ型と対比されます。職務の範囲や求められる成果が明確になりやすいのが特徴です。
ポイント
この問題の核心は、ジョブ型が「職務を先に定義し、人を割り当てる」という順序である点です。「人が先か、仕事が先か」がメンバーシップ型との区別軸になります。年齢や勤続年数で自動的に決まる仕組みとは別であり、職務記述書という職務の定義が起点になる点を取り違えないことが大切です。
ワンポイントアドバイス
自分の仕事の内容を一度、職務記述書のように「担当する業務」「求められる成果」「必要なスキル」に分けて書き出してみましょう。ジョブ型の発想で自分の役割を整理すると、何を学び直せば次の職務に手が届くかが見えやすくなります。求人票を読むときも、求められる職務とスキルに注目すると比較しやすくなります。
解説詳細
ジョブ型は職務を先に定義する
正解はBです。ジョブ型雇用は、担当する職務の内容・責任・必要なスキルを職務記述書であらかじめ定義し、その職務にふさわしい人材を割り当てる考え方です。仕事の範囲が明確に決まっているため、求められる成果や必要なスキルが分かりやすく、リスキリングの目標も立てやすくなります。人を先に採用し職務を後から割り振るメンバーシップ型と対比される概念です。
他の選択肢が誤りである理由
Aは人を先に採ってから仕事を割り当てる考え方で、これはメンバーシップ型に近く、ジョブ型とは順序が逆のため誤りです。Cは年齢や勤続年数だけで職務と賃金が決まるとしていますが、ジョブ型は職務の内容を基準とするため一致しません。Dは一人がすべての職務を順番に担うとしていますが、これは職務を限定して人を割り当てるジョブ型の特徴とは異なります。区別の軸は「職務が先に定義される」点です。