Q.
「最近、若手の離職が増えた。どう採用を強化するか」と議論が始まったが、話を聞くと離職は採用ではなく入社後の育成不足が原因らしい。論点整理として最も適切な関わりはどれか。
解説まとめ
正解は A です。議論を進めるうちに、立てた論点(採用強化)と本当の原因(入社後の育成不足)がずれていると分かりました。このとき大切なのは、ずれに気づいて「本当に決めるべき問いは何か」を立て直すことです。論点がずれたまま進めても、原因に届かない対策しか出てきません。
ポイント
ここで問うのは「論点のズレに気づき、問いを立て直す」ことです。当初の問いに固執する(B)・両方まとめる(C)・原因を脇に置く(D)は、いずれもずれた論点のまま進めます。出てきた事実に応じて論点を更新する柔軟さが核心です。
ワンポイントアドバイス
議論の途中で「あれ、そもそも何の話だっけ」と感じたら、論点のズレのサインです。「いま決めたい問いは〜で合っていますか」と立て直してみましょう。最初に立てた問いに縛られず、事実に合わせて論点を更新する勇気が、的を射た結論を生みます。
解説詳細
事実に合わせて論点を立て直す
議論を進めると、最初に立てた論点が実際の原因とずれていることがあります。この例では「採用強化」を問いに据えていましたが、事実は「入社後の育成不足」が離職の原因でした。ここで論点を「育成の課題」へ立て直さないと、原因に対応しない採用策ばかりが並びます。Aがこの関わりにあたります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Bの「当初の問いを変えず進める」は、ずれた論点のまま的外れな議論を続けます。Cの「両方を同時にまとめる」は、論点が混ざって焦点がぼやけ、どちらも詰まりません。Dの「原因を脇に置いて採用策を挙げる」は、根本原因を無視した対症療法になります。事実に合わせて論点を立て直すAが、最も適切です。