一般的な提案書を、相手の意思決定の流れに沿って並べた構成として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。提案書は、相手が「自分にどんな課題があるか」を理解し、「その解決策」に納得したうえで「費用(見積)」を判断する、という思考の流れに沿って並べます。だからまず課題提起、次に解決策、最後に見積、という順番が基本です。いきなり見積や解決策から始めると、相手は「なぜそれが必要なのか」が分からないまま読むことになります。
ポイント
提案書の構成は装飾の順番ではなく、相手の納得を積み上げる順番です。課題に共感してもらってから解決策を示し、価値を理解してもらってから費用を提示する、という流れを覚えておきましょう。この順番が崩れると、相手は判断材料が揃わないまま費用だけを見ることになります。
ワンポイントアドバイス
自分の提案書を見直すときは、冒頭が「相手の課題」から始まっているかを確認してみましょう。もし自社サービスの機能説明や金額から始まっていたら、課題提起のセクションを先頭に持ってくると読み手の納得度が変わります。「相手 → 解決 → 費用」の順で並べ替える癖をつけると効果的です。
解説詳細
なぜ「課題提起 → 解決策 → 見積」なのか
提案書は、相手に意思決定をしてもらうための文書です。人は、まず「自分にどんな問題があるか」を理解して初めて、それを解く手段(解決策)に関心を持ちます。そして解決策の価値を理解して初めて、それにいくら払うか(見積)を判断できます。この心理の順番に文書の構成を合わせるのが、課題提起 → 解決策 → 見積という並びです。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「見積 → 解決策 → 課題提起」は、まだ必要性が伝わっていない段階で金額を見せるため、相手は高いか安いかを判断できません。Cの「解決策 → 課題提起 → 見積」は、何を解くのかが分からないまま解決策を読ませることになり、的外れな印象を与えます。Dの「見積 → 課題提起 → 解決策」も、冒頭に費用が来てしまい、納得の土台がないまま価格交渉の話になってしまいます。いずれも相手の判断の積み上げを壊す順番です。