品質管理における「品質保証(QA)」と「品質管理(QC)」の違いとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。QA(品質保証)は、良い成果物が生まれる仕組み・プロセスを整える「予防」の活動です。一方 QC(品質管理)は、できた成果物を検査して不良を見つける「検出」の活動です。プロセスを整える QA と、結果を検査する QC、という役割の違いを押さえておきましょう。
ポイント
QA は「作り込まない予防」、QC は「見つける検出」という時間軸と発想の違いが核心です。両者を同じものと考えたり、検査だけを QA と呼んだりするのが典型的な誤解です。プロセス志向か成果物志向かで区別しましょう。
ワンポイントアドバイス
不良が頻発するときは、一つひとつを検査で弾く(QC の強化)だけでなく、なぜ不良が生まれるのかという作り方そのもの(QA の改善)に目を向けてみましょう。検査をいくら厳しくしても、作り込みの段階が変わらなければ不良は出続けます。
解説詳細
QA は予防、QC は検出
品質保証(QA、Quality Assurance)は、そもそも良い成果物が生まれるように、作業の手順やプロセス・基準を整備し、不良を作り込まないようにする予防的な活動です。これに対して品質管理(QC、Quality Control)は、出来上がった成果物を検査・測定し、基準を満たさない不良を見つけて取り除く検出的な活動です。QA はプロセスに、QC は成果物に焦点を当てる、という対比で理解できます。
なぜ他の選択肢が誤りか
A は QA と QC の説明が入れ替わっています。完成品の検査は QC、仕組みづくりは QA であり、逆に書かれているため誤りです。B の「完全に同一」は、予防と検出という発想の違いを無視しており誤りです。D の「顧客対応/報告書作成」は、QA・QC のどちらの定義とも一致しません。プロセスを整える予防が QA、成果物を検査する検出が QC と正しく対応させているのは C だけなので、これが正解です。