マーケティング
値決め/価格設定問題集
Q.
「マークアップ率」と「マージン率(売上総利益率)」の違いの説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。マークアップ率は上乗せ額を「原価」で割った率、マージン率(売上総利益率)は粗利を「売価」で割った率です。分母が原価か売価かが両者の本質的な違いで、同じ取引でもマークアップ率のほうが大きい値になります。分母の違いを押さえることが核心です。
ポイント
この問題は、率を聞かれたときに「分母は原価か、売価か」を即答できるかを問うています。原価800円・売価1,000円なら、マークアップ率は200÷800=25%、マージン率は200÷1,000=20%です。同じ200円でも分母が違うので率も違う、という関係を覚えましょう。
ワンポイントアドバイス
社内で「利益率〇%」と言われたら、それが原価基準か売価基準かを必ず確認しましょう。粗利率(マージン率)は売価基準が標準ですが、現場では混在しがちです。基準をそろえないと、目標利益の議論がかみ合わなくなります。
解説詳細
なぜBが正解か
マークアップ率は「上乗せ額 ÷ 原価」、マージン率(売上総利益率)は「粗利 ÷ 売価」で定義されます。分母が、前者は原価、後者は売価です。売価は原価より大きいため、同じ上乗せ額でもマークアップ率(小さい分母)のほうが大きな率になります。Bはこの分母の違いを正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは「常に一致する」としていますが、分母が異なるため一致しません(売価=原価でない限りずれます)。Cは分母を逆に説明しており、マークアップとマージンが入れ替わっています。Dはマージン率を「値引き額の計算」と誤って説明しており、マージン率は粗利を売価で割った率であって値引きとは無関係です。