Q.
コホート分析でリテンション(継続率)を時系列で見ることが、新規事業で特に重視される理由はどれか。
解説まとめ
正解はCです。リテンション(継続率)は、獲得した顧客が使い続けているかを示し、提供価値が本当に刺さっているか、つまり PMF の兆候を映します。新規獲得をいくら増やしても、すぐ離れていく(継続率が低い)なら、価値が届いていない証拠です。穴の空いたバケツに水を注いでも貯まりません。
ポイント
核心は、継続率が「価値が刺さっているか」を映す指標である点です。つまずきどころは、新規獲得数の増加を成長と見なしてしまうことです。獲得が増えても継続率が低ければ、本質的な成長ではありません。コホートで時系列に見ると、施策の前後で継続が改善したかも判断できます。
ワンポイントアドバイス
成長を語るときは、新規獲得数だけでなく「獲得した群がどれだけ残っているか」を必ずセットで見てみましょう。獲得時期ごとに継続率を並べると、価値が改善しているか、漏れが止まったかが見えます。継続率が上向く前にスケールへ投資しないことが、無駄打ちを防ぎます。
解説詳細
リテンションが映すもの
コホート分析は、同じ時期に獲得した顧客群を時系列で追い、どれだけ継続したかを見る手法です。継続率が高ければ、製品が顧客の課題を解き続けている=価値が刺さっている強い証拠で、PMF の重要な兆候になります。逆に継続率が低ければ、いくら新規を集めても事業は積み上がりません。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの新規獲得数は「入口」の指標で、価値が定着しているかは分かりません。Bの広告費の適正は、獲得コストや採算の話で、継続率が直接判断するものではありません。Dの競合シェアは外部の話で、自社の継続率からは推定できません。Cの「価値が刺さり続けているか(PMF の兆候)」が、リテンションを重視する本質的な理由です。