Q.
「198円」「980円」のような価格設定の狙いを表す考え方として最も適切なものはどれか。
ポイント
端数価格(心理的価格)とは、端数にすることで「大台より安い」と感じさせる狙いの価格設定です。偶然そうなったのでも、原価の都合でもありません。買い手の感じ方に働きかける意図がある、という点が核心です。
ワンポイントアドバイス
価格を提示する前に、「大台(1,000円・1万円など)の手前に置くと割安感が出るか」を一度検討してみましょう。同じ利幅のままでも、端数の置き方を工夫するだけで、顧客への見え方を改善できる場合があります。
解説詳細
正解はDです。198円・980円のような端数価格は、200円・1,000円といった大台をあえて下回らせることで、割安感を演出する心理的価格設定です。A の原価をそのまま反映した偶然の結果、B の競合との同額調整、C の流通コストの転嫁は、いずれも端数にあえてする「心理的な狙い」を説明していません。これらの価格が端数になっているのは偶然や原価の都合ではなく、買い手に「安い」と感じさせるための意図的な設計だ、という点を理解しておきましょう。