「多くの企業が求めている(高需要)が、同じことができる人も大勢いる(低希少)」スキルだけを持つ人材の市場価値について、最も正しい見方はどれか。
解説まとめ
正解はBです。需要が高くても、同じことができる人が大勢いれば、企業は誰を選んでもよいため競争が起き、一人ひとりの評価は上がりにくくなります。高需要だけでは高評価につながるとは限りません。希少性が低いと、需要の高さが評価に十分には反映されにくいのです。
ポイント
「需要が高い=高評価」と短絡しないことが核心です。需要が高くても希少性が低ければ、供給過多で競争が起きて評価が伸び悩む、という需要と希少性の組み合わせの効果を押さえましょう。両方そろって初めて評価が高まります。
ワンポイントアドバイス
需要が高い人気の領域に飛び込むときほど、「同じことができる人が多くて埋もれないか」を意識しましょう。需要のある領域で希少性を出すために、別のスキルや経験を掛け合わせて、代わりの少ない立ち位置を狙うのが効果的です。
解説詳細
高需要でも低希少だと競争で評価が伸びにくい
需要が高いということは、多くの企業がそのスキルを求めているということで、それ自体は有利な条件です。しかし、同じことができる人も大勢いる(希少性が低い)場合、企業から見れば「この人でなくても、同じことができる人はいくらでもいる」状態になります。すると、人材どうしの競争が起きやすく、一人ひとりの評価や条件は上がりにくくなります。需要の高さは、希少性が伴って初めて高い評価に結びつきます。したがって、正解は競争が起きやすく高い評価につながるとは限らないと述べた選択肢Bです。
他の選択肢がなぜ誤りなのか
選択肢Aは、高需要なら希少性に関係なく必ず高評価だ、としていますが、代わりが大勢いれば競争で評価が下がるため、必ずとは言えません。選択肢Cは、低希少なら市場価値がまったくゼロになる、としていますが、需要があり多少の専門性があれば価値はゼロにはなりません。低希少は評価を伸びにくくしますが、ゼロと言い切るのは行き過ぎで誤りです。選択肢Dは、需要が高ければ専門性も自動的に高いと見なされる、としていますが、需要と専門性は別の軸であり、需要の高さが個人の専門性を保証することはありません。