Q.
「変動費」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。変動費とは、生産量や販売量(操業度)の増減に応じて総額が比例的に増減する原価だからです。代表例は、作った数だけ必要になる直接材料費です。操業度が増えれば総額が増え、減れば減るのが変動費の特徴です。
ポイント
変動費を見分ける核心は「総額が操業度に連動するか」です。1個あたりの単価ではなく、総額の動き方で判断する点に注意してください。1個あたりで見れば変動費の単価は一定で、固定費の単価は操業度が増えると下がる、という対比も押さえると理解が深まります。
ワンポイントアドバイス
自社のコスト項目を一つずつ取り上げ「もし生産量が倍になったら総額はどう動くか」と問いかけてみましょう。倍に近づくものは変動費、ほとんど変わらないものは固定費と仕分けられます。この仕分けが、後で学ぶ損益分岐点や限界利益の計算の土台になります。
解説詳細
なぜBが正解か
変動費は、操業度(生産量・販売量)に比例して総額が増減する原価です。たとえば製品1個に材料が100円かかるなら、10個で1,000円、20個で2,000円というように総額が量に連動します。Bはこの比例的な動きを正しく説明しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは操業度にかかわらず総額が一定という説明で、これは固定費の定義です。Cの「回収できない過去の原価」は埋没原価(サンクコスト)の説明であり、変動費とは別の概念です。Dの「期間に対して費用計上される原価」は期間原価の説明で、直接原価計算における固定製造間接費などが該当し、変動費の定義ではありません。