数字
財務諸表の読み方問題集
Q.
損益計算書で「当期純利益」が置かれている位置として正しいものはどれか。
ポイント
当期純利益は、損益計算書の「最後」に残る利益です。すべての費用と法人税等を差し引いた後の最終のもうけであり、ここから配当や内部留保(利益剰余金)への振り分けが決まります。最初の利益である粗利とは段階が正反対だ、と区別しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
ニュースなどで耳にする「最終利益」は、この当期純利益のことです。業績の話を聞くときは、それが営業利益の話なのか、最終利益の話なのかを区別して聞いてみましょう。どの段階の利益を指しているかをつかめると、業績の意味を取り違えずにすみます。
解説詳細
正解はBです。当期純利益は、税引前当期純利益から法人税等を差し引いて求める最終的な利益で、損益計算書のいちばん下に置かれます。Aの「売上高のすぐ下に置かれる最初の利益」やCの「売上原価を引いただけの段階の利益」は、いずれも売上総利益(粗利)にあたり、当期純利益よりずっと上の段階です。Dの「販管費を引いた段階の本業の利益」は営業利益であり、これも当期純利益より上の段階に位置します。当期純利益は、すべての費用と税金を引き終えて最後に残る利益だ、という位置づけを覚えておきましょう。