数字
財務諸表の読み方問題集
Q.
「流動比率」が主に測ろうとしているものはどれか。
ポイント
流動比率=流動資産÷流動負債です。短期に返すべきお金を、短期に用意できる資産でまかなえるか、という「足元の支払い余力」を見ます。利益力や成長性、在庫の回転とは別の、短期の安全性を測る指標だと押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
黒字の会社でも、流動比率が低いと資金繰りが詰まりやすくなります。新規取引の与信を判断するときは、利益の大きさだけでなく、この流動比率も併せて確認してみましょう。もうけが出ているかと、短期の支払いに耐えられるかを、両方の目で見る姿勢が大切です。
解説詳細
正解はDです。流動比率は、流動資産を流動負債で割って求める指標で、計算式は流動比率=流動資産÷流動負債です。1年以内に返さなければならない支払い(流動負債)に対して、1年以内に現金化できる資産(流動資産)でどれだけ対応できるか、という短期の支払能力を測ります。Aの「期間の利益を上げる力」、Bの「長期的な成長性」、Cの「在庫が効率よく売れているか(在庫の回転)」は、いずれも別の指標が測るものであり、流動比率が表す内容ではありません。流動比率は、あくまで足元の支払い余力を見る指標だと理解しておきましょう。