数字
財務諸表の読み方問題集
Q.
次のうち「流動資産」に分類されるものとして最も適切なものはどれか。
ポイント
資産の流動/固定は、「1年基準」で分けます。1年以内に現金になる(なる予定の)ものが流動資産、それより長く使う・保有するものが固定資産です。負債や純資産は資産ではないので、この区分には入らない点も区別しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
取引先の支払い能力を見たいときは、固定資産よりも流動資産に注目してみましょう。すぐに現金化できる資産がどれだけ厚いかが、その会社の短期的な体力を映します。土地や建物の多さではなく、足元で現金にできる資産の量を見る視点が役立ちます。
解説詳細
正解はAです。流動資産とは、1年以内(または正常な営業循環のなか)で現金化されることが見込まれる資産で、売掛金、棚卸資産、現預金などが該当します。Bの「長期間使う土地や建物」は、1年を超えて使い続ける固定資産に分類されます。Cの「数年がかりで返済する長期借入金」は、そもそも資産ではなく、負債、それも固定負債にあたります。Dの「会社の元手である資本金」も資産ではなく、純資産に分類されるものです。資産を「1年以内に現金になるかどうか」で流動と固定に分ける、という基準を押さえておきましょう。