Q.
後から簡単に元へ戻せる「可逆な決定」について、進め方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。決定は「後で戻せるか(可逆)/戻せないか(不可逆)」で進め方の速度を変えるのが原則です。戻せる決定は、間違っても引き返せるので素早く決めて試し、戻せない決定は失敗の代償が大きいので時間と検討をかけます。すべての決定に同じ慎重さを割くと、軽い決定で時間を浪費し、重い決定に十分な検討を回せなくなります。
ポイント
この問題の核心は「決定の重さに応じて速度を変える」という配分の考え方です。可逆か不可逆かは、検討にどれだけ資源を投じるかを決める目安になります。可逆性を見極めずに一律に慎重・一律に拙速で進めると、資源配分を誤ります。
ワンポイントアドバイス
何かを決める前に、「これは失敗しても後で戻せるか」を一度自問してみましょう。戻せるなら、完璧を待たずに小さく試して学ぶほうが速く進みます。戻せないと分かったら、そこで初めて立ち止まり、関係者を巻き込んで慎重に検討すると、力の入れどころを間違えにくくなります。
解説詳細
なぜDが正解か
可逆な決定は、選んだ後で問題が分かっても引き返せるため、失敗の代償が小さくなります。したがって素早く決めて実行し、結果を見て修正するほうが学習が速く進みます。一方、不可逆な決定は失敗しても戻せず代償が大きいため、選択肢と評価軸を丁寧に検討し時間をかける価値があります。Dはこの「可逆は速く、不可逆は慎重に」という配分原則を正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは可逆な決定に重い手続きをかけるとしており、配分が逆で時間を浪費します。Bは可逆性と進め方は無関係だとしますが、戻せるかどうかこそが速度を決める重要な目安です。Cはすべてを不可逆と同じ慎重さで扱うため、軽い決定で過剰な検討を行い、肝心の重い決定に資源を回せなくなります。いずれも決定の重さに応じた資源配分という発想を欠いています。