Q.
取引先への与信判断を行うとき、最も適切な進め方はどれか。
解説まとめ
正解はDです。与信判断は、数値で測る定量情報と、数値化しにくい定性情報の両方を組み合わせて総合的に行います。財務だけでも人柄だけでも、支払能力と支払意思・継続性の双方は捉えられません。両面を突き合わせることで、判断の偏りを減らせます。
ポイント
与信判断の核心は「片側だけで決めない」ことです。定量は能力、定性は意思と継続性を映します。どちらか一方に偏ると見落としが生じるため、両者を重ね合わせて評価する姿勢が重要です。
ワンポイントアドバイス
与信を判断するときは、決算指標と現場で得た定性情報を一枚の紙に並べてみましょう。数字と印象が食い違う点こそ、追加確認すべきサインです。両方を突き合わせる手順を習慣にすると、判断の質が安定します。
解説詳細
なぜDが正解か
支払能力は決算書などの定量情報で、支払意思や事業の継続性は経営姿勢などの定性情報で読み取ります。両者を組み合わせることで、見落としの少ない与信判断ができます。Dはこの総合判断の考え方を正しく示しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは定性だけ、Bは売上規模という定量の一部だけに頼っており、いずれも判断材料が偏っています。Cは過去の取引実績に依存して現在の信用状態を確認しておらず、状況の変化を見落とします。一面だけで決める進め方は、与信判断としては不十分です。