Q.
CACペイバック期間とキャッシュフロー(資金繰り)の関係の説明として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。回収期間が長いと、獲得を増やすほど投じたコストが回収されるまで長く寝てしまい、その間の資金負担が積み上がって資金繰りが苦しくなりやすくなります。Aは関係が逆、Cは無関係とする誤り、Dは回収の速さと利益総額を混同しています。
ポイント
回収期間は「投じたお金がいつ戻るか」を示すので、キャッシュフローと直結します。回収が遅いほど、特に獲得を急拡大するときに資金が拘束されます。「速く回収=資金が早く戻る」という関係を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
獲得を一気に増やす計画を立てるときは、回収期間と必要運転資金をセットで試算してみましょう。回収が遅い事業ほど、先に資金の手当てを考えておく必要があります。攻める前に資金面の余力を確認するのが効果的です。
解説詳細
回収期間が資金を拘束する
CACは先に支払う投資であり、回収期間が長いほど、その投資が回収されるまで手元から資金が出たままになります。獲得数を増やすほど先払いのCACも積み上がるため、回収が遅い事業で急拡大すると、回収を待つ間に資金が大量に寝てしまい、資金繰りが厳しくなりやすくなります。回収期間の長短は、キャッシュフローの余裕を左右する重要な要素です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは「回収期間が長いほど資金が早く回復する」としていますが、長いほど回復は遅くなるので関係が逆です。Cは「まったく無関係」としていますが、CACは先払いの投資であり回収のタイミングは資金繰りに直結するため誤りです。Dは「回収が短いほど必ず利益総額も大きい」としていますが、回収の速さは資金の戻りの速さであって、利益総額の大きさを保証するものではありません。利益総額はLTVと回収後の継続に依存します。