経営
契約・ビジネス法務問題集
Q.
債務不履行を整理する3つの型として、最も適切な組み合わせはどれか。
解説まとめ
正解は B です。債務不履行は、履行遅滞・履行不能・不完全履行の3つの型で整理するのが基本です。期限に遅れる、できなくなる、不十分にしか果たさない、という違いです。どの型かで取れる手段や考え方が変わるため、まず型を押さえましょう。
ポイント
債務不履行は「本旨に従った履行がない状態」を3類型で捉える点が核心です。契約成立の用語(申込み・承諾)やリスク対応(移転・回避)、賠償の種類(填補・遅延)と混同しやすいので、どの問題領域の言葉かを区別することが大切です。
ワンポイントアドバイス
取引先が約束を守らないときは、まず「遅れているのか、もうできないのか、中身が不十分なのか」を見分けてみましょう。型が分かると、催促して待つのか、代わりの賠償を求めるのか、解除を検討するのか、次の一手が決めやすくなります。
解説詳細
債務不履行の3類型
債務不履行とは、債務者が債務の本旨に従った履行をしないことです。これを①履行遅滞(できるのに期限を過ぎても履行しない)②履行不能(履行が不可能になった)③不完全履行(履行はしたが内容が不十分)の3つで整理します。型を見分けることが、その後の対応を考える第一歩になります。
型ごとに対応が変わる
履行遅滞なら催促して履行を促す余地がありますが、履行不能ならもはや履行は望めず、代わりの賠償や解除を検討します。不完全履行なら追完を求める場面もあります。このように、どの型かによって取り得る手段が変わるため、まず分類することが実務上も重要です。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの申込み・承諾・解除は契約の成立や消滅に関する用語で、不履行の型ではありません。Cの移転・回避・受容はリスク対応の分類で、領域が違います。Dの填補・遅延・減額は賠償や代金減額の話で、不履行そのものの型ではありません。3類型を正しく並べたBが正解です。