経営
契約・ビジネス法務問題集
Q.
ビジネスにおける「リスク」を最も適切に表しているものはどれか。
解説まとめ
正解は A です。リスクとは、目的の達成に影響する不確実性や、損失・不利益が生じる「可能性」を指します。すでに確定した損失そのものではなく、起こるかどうかが不確かな点が本質です。可能性の段階で備えるのがリスク管理だと押さえましょう。
ポイント
リスクの核心は「不確実性・可能性」である点です。確定済みの損失(B)と混同すると、まだ起きていないことに備えるという発想が抜けてしまいます。リスクは悪いことが起こる可能性として捉え、確率と影響の両面で見るのが基本です。
ワンポイントアドバイス
案件を進めるときは「何が、どのくらいの確率で、どれだけの影響を与えうるか」を一度書き出してみましょう。確定した損失ではなく可能性の段階で並べることで、優先して手を打つべき項目が見えてきます。可能性を言葉にする習慣が、後手に回らない仕事につながります。
解説詳細
リスクは「不確実性・可能性」を指す
リスクとは、目的の達成にプラスにもマイナスにも影響しうる不確実性や、損失・不利益が生じる可能性を指す言葉です。ポイントは、まだ起きていない「可能性」の段階を扱うことです。だからこそ、起こる前に確率と影響を見積もって備える、というリスク管理の発想が成り立ちます。
確定した損失とは区別する
すでに発生し金額まで確定した損失は、もはや不確実ではないため、厳密にはリスクではなく「損失」です。リスク管理は、確定する前の不確かな段階で手を打つために、可能性を評価します。確定損失と可能性を混同すると、事前対応の余地を見落としてしまいます。
ほかの選択肢が誤りである理由
Bは確定済みの損失を指しており、不確実性という核心が欠けています。Cは「必ず利益を生む」と不確実性を否定しており、保証された機会はリスクの定義に当てはまりません。Dは違法行為だけに狭めていますが、リスクは適法な活動にも広く存在します。可能性・不確実性を正しく捉えているのはAだけです。