マーケティング
ブランディング基礎問題集
Q.
「ブランド・アイデンティティ」と「ブランド・イメージ(顧客の知覚)」の違いとして最も適切なものはどれか。
ポイント
「作りたい姿(発信側)」と「できあがった姿(受け手側)」は、別物です。両者は一致しているとは限らず、むしろズレているのが普通です。そのズレを継続的に監視し、是正していくことがブランド管理だ、という点を押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
自社が「こう見られたい」と思っている姿と、顧客アンケートに表れた「実際の印象」を、項目ごとに並べて比べてみましょう。差が大きい項目ほど、ブランドの伝わり方に問題があるサインです。すべてを一度に直そうとせず、ギャップの大きいところから順に手を打つのが効果的です。
解説詳細
正解はBです。ブランド・アイデンティティは、企業が「こう見られたい」と意図して作りたい姿であり、ブランド・イメージ(知覚)は、その結果として顧客の頭の中に実際にできあがった姿です。この両者には必ずズレが生じるため、そのギャップを縮めていくことがブランド管理の中心的な仕事になります。Aのように両者を同じもの(アンケート結果)とするのは誤りで、片方は発信側、もう片方は受け手側の概念です。Cの「色と言葉」やDの「企業規模による使い分け」も、定義とは無関係な誤りです。「作りたい姿」と「できあがった姿」を分けて考えることが、ブランドを正しく捉える第一歩です。